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バットの選び方

自分に1番合うバットってなんだろう?
誰しもが思う疑問であり、心から納得している答えを出すのが難しい問いです。

そもそも合うバットって何?打率が高いバット?飛ぶバット?
成績はひとまずおいておいて綺麗なスウィングができるバット?

難しいですが、ここにひとつ指針となるものを提案いたします。

バットの重さについて

現在高校生の硬式野球では900g以上
中学硬式ではだいたい730~830gくらいから選ぶことになります。

高校生はルールで900g以上を使わなくてはならないのですが、これってなぜこのようなルールになっているかご存じですか?

これは2001年に決まったのですが、打球速度を落とすためにこのようなルールになりました。

つまり、本来ならもっと軽いバットで打てば打球速度が速く、よく飛ぶってことになります。
軽いと飛びすぎて、ピッチャーが危ないから飛ばないように重くしているんです。

プロ野球選手が選ぶバット

実際プロ野球選手、高校生よりも筋力があって体もデッカいあの選手たち
例えば坂本選手だと86cm900g
岡本選手や中村選手にいたっては85cmの870gを使っています。

長さはあるんですが、高校生よりも軽いバットを使っているんです。

スウィングスピードについて

ここでスウィングスピードはどれくらい差があるかのデータを見てみましょう。

高校生は約110km/h

大学生は約120km/h

プロ野球選手は140km/h

くらいといわれています。

同じような重さのバットを使ってもこれくらい大きな差があります。

ちょっとややこしい物理

ボールが飛ぶにはどれくらいの力を伝えるかってことで
回転数や遠心力やらがはいってややこしい式になりそうですが、
基本的にはF=maの式をいじったものになります。
これは力=重さ×加速度ってことなんで、つまりバットの重さにスウィングスピードをかければどんだけパワーがでるかってことです。

プロ野球選手の感覚から考える高校生向けの重量

つまりプロ野球選手は高校生が体感するよりも、22%くらい軽い感覚でバットを振っています。
重さに直すと約700gです。

高校生にとって扱いやすい重さは700gくらいじゃないか。それはプロ野球選手がスウィングスピードやバットコントロールにおいてどれくらいの体感の重さをふっているかによって導かれます。

ここまでデータをつらつら書いてきましたが、何を言いたいかを改めてまとめると
高校生はできるだけ軽く感じるバットが良いのではないか?ということです。

本来扱いやすい重さより22%重いバットを使わなければならないのだから、選べるもののなかでせめて1番振りやすい重心のものを選ぶか、もしくはプロ野球選手くらい筋力をつけるか。

中学硬式のバットの選び方

中学硬式ですと、もうこれは試合で結果を出すことだけを考えるとせっかく重量を選べるのだから軽いバットを使うといいかもしれません。
それはプロ野球選手が体感してる重さって思ってるより軽いよってことです。

しかしここからが大事なのですが、バットを選ぶ理由ってもっと複雑だと思います。
これから重いバットで筋力をつけたい、ボールの勢いに負けそうだから重めがいい、長い方が外角が届きやすいから長めがいい。

僕は基本的には軽いものが良いと思いますが、そこから理由を見つけて、自分に合うバットを模索していく。
そういう感じでバットは選ぶと合うものが見つかりやすいかなって感じます。

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